英語の耳を慣らす

英語教材でリスニングを勉強しようと思った場合、基本的には最初は単語、次に短文の例文、それから長文と聞いていくかと思いますが、音声を「3倍速」で流す教材も中にはあるそうです。

 

実際取り組んでみると、2倍ぐらいなら聞き取れるのですが、3倍というのはかなり厳しいというのが感想。

 

テープを早回ししたような音でまったく聞き取れないこともしばしばありますが、しばらく聞き続けていると、なんとなく単語や、文章のつながりが聞きとれるようになってくるかなーというのが雑感です。

 

繰り返し繰り返し聞いていればなんとかなるといったような感覚で、言い回しのかたまりや、フレーズ自体がつかめてくるようになってきます。(初見で聞くのは正直厳しいかも)

 

そうなるとしめたもので、2倍速が余裕で聞きとれて、標準スピードがものすごくゆっくりに感じます。実際にネイティブの会話を聞いてみると、単語と単語がくっついて、かたまりでフレーズになっていたり、なかなか聞き取りづらいものですよね。

普通の速度が遅く聞こえるというのがこのタイプの教材のポイントになるかと思います。3倍速で耳が慣れてくると、ほかの英会話教材でのネイティブの会話もだんだん粒のようにくっきりと聞きとれるようになるから不思議です。

 

早いスピードでまくしたてられると、もう頭がパニック!という方にも是非お勧めです。速聴の教材は、英会話のほかにもいろいろ出ています。普通の音源をそのまま好みの倍速に変換できる機器もあるようですね。

 

早回しのような、高い音でキュルキュル鳴るのは使えませんが、私の使用している教材は、声の高さはそのままに、スピードだけ速くなっています。

速聴の脳の刺激で、頭の回転を速める効果もあるというような説もありますが、やはり、ここは耳を速い英語に慣らすことが大切です。